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キノトロープでは、「運用を見据えたWebサイト構築」の手法として「テンプレート」、「コンポーネント」という考え方に基づきWebサイトを構築しています。
この「テンプレート」「コンポーネント」の考え方を導入することで、素早い情報発信を可能とし、品質や成果達成を継続的に維持することができます。
テンプレートにコンポーネントを組み込んだものが、Webサイトで使用されるテンプレートになります。
テンプレートにおいては、コンポーネントの利用規程を行うことで、自由度を制限することができ出来ます。
コンポーネントの削除と繰り返ししか許さないルールで制作を行うことができれば、有効なテンプレートであるとい言うことができます。
コンポーネントの使用規定がなければ、テンプレート自体を定める意味も少なくなります。
できれば5~8テンプレート程度でWebサイトを構築できれば、運用における更新は非常に簡便なものになるはずです。
コンポーネントとは、「情報」を表現するパーツです。パーツ化するときは、文章構造の「粒度」によってエレメント化されます。
エレメントの集合体がコンポーネントであり、コンポーネントの集合体がテンプレートであるといえます。
たとえば、見出しはエレメントになります。
見出しと概要と写真で1つの情報を表現するパーツとして成り立つのであれば、これがコンポーネントです。
ですから、コンポーネントは、情報に依存して、さまざまな形に変化します。
また情報そのものの管理方法や更新の仕方も、コンポーネントに影響を与えるはずです。
コンポーネントのタイプは以下の3種類です。
コンテンツエリアを横に分割し、レイアウトを調整するためのコンポーネントグループ 雑誌や印刷用語でいうところの段組と呼ばれるレイアウトパターン。
Webサイトでは、2段組と3段組が一番利用されるレイアウトパターンです。
ただし、印刷物と異なり、ページ全体が完全に共通の段組でレイアウトされない場合が存在します。
2段組、3段組を交互に組み合わせるなど、Webサイト独自のレイアウトも考えられます。
例:
ブロックタイプのコンポーネントが文章構造を基準に作られたコンポーネントであり、どんなサイトでも中心として使用するコンポーネントになる。
レイアウトタイプのコンポーネントもほとんどの場合、レイアウトタイプ+ブロックタイプで使用することになる。
配置したとき、前後で改行されるコンポーネントグループ。
レイアウトタイプのコンポーネントの中に入れて使用することもできます。
見出し、本文等のエレメントの集合体で、コンテンツのほとんどがこのタイプを利用することになります。
エレメントの配置の仕方や内容で、Webサイトあたり20~30のブロックタイプが必要になります。
(コンテンツエリアやレイアウト分割、ブロックタイプ(入れ子)の中で使用)。
例:
共通部分に使用されるコンポーネント。
共通タイプのコンポーネントには、以下の3種類が存在します。
このコンポーネントタイプが、Webサイト制作時には一番重要になります。
情報の一元管理の重要性は、本書のすべてにわたって述べている最重要ポイントです。
この共通タイプコンポーネントこそが、それを明確に具現化したものになります。
このコンポーネントタイプさえきちんと作ることができれば、Webサイトの更新しやすさは格段に向上します。
さらにユーザーにとっての利便性も格段に向上するといっても過言ではありません。
共通部分を洗い出したものを有効に表示させてこそ、その効果を発揮することができます。